作=小幡欣治 演出=丹野郁弓
1-2月 近畿
『熊楠の家』は戯曲の達人小幡欣治氏が、南方熊楠の後半生を人間味豊かに描き、第19回菊田一夫演劇賞を受賞しました。『根岸庵律女』、『浅草物語』など小幡氏が劇団民藝に書き下ろした9作品のうちの記念すべき1作目。1995年初演の本作は2017年に丹野郁弓の新演出で上演。熊楠とその家族たちに光をあてた、ユーモアあふれる評伝劇をお楽しみください。
欧米での研究から帰国した南方熊楠は故郷和歌山に戻り、“粘菌の宝庫” 田辺で所帯を持ち、採集と研究に没頭します。大酒呑みで癇癪もち、裸で歩き回るなどの奇行に振り回されながらも、どこか憎めない熊楠を慕い支える妻の松枝や町の人たち。
明治末、神社合祀令が出されたことで、自然豊かな森が荒らされるのに憤った熊楠は反対運動に奔走しますが、役人を殴り監獄へ放り込まれてしまいます。その後、不思議な因縁から若き摂政(昭和天皇)に粘菌の標本の献上とご進講をする話が持ち上がります。摂政が、脳を患っている息子の熊弥と同年輩の研究者と知った熊楠は……
南方熊楠(植物学者) | 千葉茂則 |
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〃 松枝(熊楠の妻) | 中地美佐子 |
〃 熊弥(熊楠の長男) | 大中耀洋 |
〃 文枝(熊楠の長女) | 八木橋里紗 |
喜多幅武三郎(熊楠の友人。眼科医) | 横島 亘 |
佐武友吉(石屋) | 吉田正朗 |
金崎宇吉(洋服屋) | みやざこ夏穂 |
毛利清雅(牟婁新報社主) | 山本哲也 |
小畔四郎(熊楠の弟子) | 天津民生 |
文吉(熊楠の助手) | 平野 尚 |
油岩(生花の師匠) | 佐々木 研 |
久米吉(床屋) | 大野裕生 |
相原(役場の吏員) | 保坂剛大 |
馬場(牟婁新報の社員) | 本廣真吾 |
汐田政吉(熊楠の従兄弟) | 境 賢一 |
那屋(田辺町長) | 今野鶏三 |
江川(宿屋の主人) | 大野裕生 |
奥村(町の有力者) | 佐々木 研 |
大内(町の有力者) | 岡山 甫 |
お品(手伝いの老婆) | 別府康子 |
つるえ(南方家の女中) | 望月香奈 |
看守 | 横山陽介 |
女行商人 | 船坂博子 |
人夫 | 岡山 甫 |
装置 | 勝野英雄 |
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照明 | 前田照夫 |
衣裳 | 緒方規矩子 |
〃 | 宮本宣子 |
音楽 | 池辺晋一郎 |
効果 | 岩田直行 |
舞台監督 | 風間拓洋 |
上演地 | 会場 | 上演期日 | 上演回数 | お問合せ |
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奈良 | 奈良県文化会館 | 2021年1月31日・2月2日 | 2回 | 奈良演劇鑑賞会 0742-49-0448 |
紀の川 | 紀の川市粉河ふるさとセンター 大ホール | 2021年2月3日 | 1回 | 紀北演劇鑑賞会 0736-73-8551 |
神戸 | 神戸文化ホール 中ホール | 2021年2月5日・6日 | 2回 | 神戸演劇鑑賞会 078-222-8651 |
京都 | 呉竹文化センター | 2021年2月7日・8日 | 2回 | 京都労演 075-211-7855 |
姫路 | 姫路市市民会館 大ホール | 2021年2月11日 | 1回 | 姫路市民劇場 079-285-0205 |
和歌山 | 和歌山市民会館 小ホール | 2021年2月12~14日 | 3回 | 和歌山演劇鑑賞会 073-433-1151 |
阪南 | 阪南市立文化センター サラダホール | 2021年2月15日 | 1回 | 泉南演劇鑑賞会 072-472-3804 |
計12回