作=ナガイヒデミ 演出=鈴木茉衣香
12月 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
愛媛に生まれ、京都で劇作を続けるナガイヒデミの『送り火』『白い花』『ノア美容室』につづく書き下ろし。今回は作者が座付き作家としてはじめてクリエイションした作品となります。
近年ではイチロー選手が女子高校野球チームとの試合で話題を集めましたが、女子野球の歴史は古く1902年(明治35年)京都第一高等小学校の女子用ベースボールの考案までさかのぼります。大正期には各地の女学校に野球部がつくられ、野球熱が高まりました。
今作でも作者の故郷の原風景がみずみずしい愛媛弁で描かれ、登場人物の日々の営みが鮮やかに浮かびあがります。青春を強く生き抜いた大正の女学生たちの誇らしい姿。鈴木茉衣香の初演出です。
ときは大正半ば。瀬戸内地方の海辺の町。この県内最初に設立された女学校は、勉学だけでなく運動にも力を入れ、欧州・米国の女子に肩を並べるような強い生徒を育てようと野球部がつくられた。
しかしこの小さな町では誰も野球を見たことも聞いたこともなく、集まった生徒たちも「野球て何じゃろか」という始末。そこから女学生たちの猛練習が始まった。新入生の雲井花は、体が丈夫になればと軽い気持ちで加わったが、みんなと一緒に走ったり投げたりするのが実に面白くのめり込んだ。
世間では女子が何かに夢中になることが許されなかった時代。その時代の扉に全力で立ち向かった女学生たちの未来は……。
別府康子
新澤泉
長木彩
佐々木郁美
増倉佑美
加來梨夏子
齊藤みのり
石川桃
井上晶
船津優舞
植野結衣
幸はるか
向井萌々香
小田芽生
佐々木梅治
山梨光國
天津民生
平野尚
橋本潤
小守航平
釜谷洸士| 雲井 花(大正時代の女学生) | 石川 桃 |
|---|---|
| <花の同級生たち> | |
| 浜野イト | 幸はるか |
| 関谷きみ | 加來梨夏子 |
| 村崎たま | 齊藤みのり |
| 下級生1(武田月子)/田原悠美(花の孫 高校生) | 向井萌々香 |
| 下級生2(斉木アサ) | 井上 晶 |
| <上級生たち> | |
| 一条コウ | 佐々木郁美 |
| 青井こむぎ | 増倉佑美 |
| 曽根サキ | 植野結衣 |
| 上級生A(安芸美子) | 小田芽生 |
| 上級生B(落合みや) | 船津優舞 |
| 水本幸三(県立高等女学校の国語教師) | 橋本 潤 |
| 校長(権田春人) | 佐々木梅治 |
| 女学校教師/実科女子選手 | 長木彩 |
| 何やらえらそうな人1 | 山梨光國 |
| 何やらえらそうな人2/審判 | 小守航平 |
| 宮川リキ(水本の下宿の小母さん) | 別府康子 |
| 世間の人1/写真屋 | 平野 尚 |
| 世間の人2 | 釜谷洸士 |
| 花の父 | 天津民生 |
| 花の母 | 新澤 泉 |
| 作 | ナガイヒデミ |
|---|---|
| 演出 | 鈴木茉衣香 |
| 装置 | 伊藤雅子 |
| 照明 | 前田照夫 |
| 衣裳 | 宮本宣子 |
| 音楽 | 片野真吾 |
| 効果 | 岩田直行 |
| 舞台監督 | 深川絵美 |
| 制作 | 金本和明・上本浩司 |