劇団民藝

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2022年上演作品

忘れてもろうてよかとです-佐世保・Aサインバーの夜-

作=河本瑞貴 演出=丹野郁弓

2022年9月23日(金)~10月2日(日)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

文化庁 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

かつて軍港として栄え、戦後は米軍基地の街として発展した佐世保市。その地に米軍が進駐してきたのは、敗戦からひと月をへた1945年9月。いらい米兵相手のバーやキャバレーが軒を連ねる歓楽街が焼け跡に出現し、1950年に勃発した朝鮮戦争で街はさらに潤い活気づいたのでした。この物語は、今は寂れた元Aサインバーのマダムの誇りと後悔に彩られた心の内を、過ぎ去りし日の思い出と身に迫る現実を交錯させながら描いていきます。「Aサイン」とは、米軍が衛生検査をして合格した店に発行する証明書のこと。社会の底辺に咲いた女性の「戦後史」を通して、それでも生き抜くことの大切さを今に問いかけます。
作者の河本瑞貴さんは、佐世保市出身で同市に在住。『正造の石』(池端俊策共作)いらい民藝2作目となる本作は、期待の書き下ろし新作です。

【上演時間】
 約2時間15分(1幕60分/休憩15分/2幕60分)

あらすじ

九州の最西端、米軍基地のある港町・佐世保。昔、セーラータウンと呼ばれた一角に、その小さな店(バー)はある。70年代、ベトナム戦争が終わるまでは米軍の水兵たちで溢れかえったものだが、市制100周年2002年の今となっては客がゼロという夜も。
誰も来ない店でたった一人の時間に身を委ねるうち、70を過ぎた女主人は、独り言を言うようになった。近頃は独り言に返事を返してくれる、姿の見えない相手が傍にいるような気さえしている。
「この店、閉めてもよかて思う?」女主人が相談を持ちかけた。するといきなり時が巻き戻って、アメリカ軍が初めて上陸してきた昭和20年9月の光景が目の前に…「ウチはボケたとやなかろうか!」
今宵、この店で一体何が?



《新型コロナウイルス感染症拡大予防対策とお客様へのお願い》

劇団民藝では、「劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を順守し、皆様に安心してご観劇いただくための取組みを行なっております。なお、対策は、今後の感染状況に応じて変更する場合がありますので、最新情報は劇団民藝ホームページをご確認ください。

◆出演俳優およびスタッフは検温・手指消毒に加え、公演期間中(稽古期間を含む)は検査を重ねております。また、期間中は健康状態の記録を作成し、体調管理に努めています。
◆俳優と最前列の客席との間に十分な距離を確保します。
◆劇場内の手すり、椅子、トイレなど、多くのお客様の手が触れる場所の消毒を強化し、衛生管理と換気を徹底します。
◆劇場入口、トイレなどに消毒液を設置します。
◆スタッフは不織布マスクを着用します。一部スタッフはフェイスガード、手袋を着用して応対いたします。

○以下の4項目に該当するお客様にはご入場をご遠慮いただいております。
1) 発熱(37.5℃以上)のほか、風邪、味覚・嗅覚異常の症状等、体調がすぐれないお客様。
2)マスクを着用していないお客様。
3)新型コロナウイルス感染症陽性と確認された方と濃厚接触があるお客様。
4)感染拡大している国や地域への海外渡航歴が14日以内にあるお客様。

○ご来場時のお願い
お客様お一人おひとりが、安心してご観劇いただけますようご理解、ご協力をお願いします。
・不織布マスクの正しい着用をお願いいたします(肌が荒れる方は、不織布マスクの下にウレタンや布マスク等をご使用ください)。
・ご入場の際、入口設置の消毒液で手指の消毒、検温にご協力ください(37.5℃以上の方は入場できません)。
・こまめな手洗をお願いいたします。
・咳エチケットをお守りいただき、場内での会話は出来るだけお控えください。
・混雑時の入退場では、時差式および整列をお願いすることがあります。
・出演者との面会、お花や食品等の贈り物はご遠慮いただいております。
・感染拡大防止のため、お客様のご連絡先を保健所などの公的機関に提供する場合がございます。
・ご観劇の後、体調がすぐれなくなった方は、劇団民藝(電話044-987-7711)まで、ご連絡ください。
※水分補給以外の客席、ロビーでのご飲食は、ご遠慮いただいております。

【お問い合わせ】劇団民藝 044-987-7711
【劇団民藝HP】http://www.gekidanmingei.co.jp

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キャスト

エリー(島之瀬満江)日色ともゑ
河野しずか
松林啓一郎平野 尚
福ちゃん吉田正朗
満江桜井明美
城間勇利横山陽介
相生橋さくら中地美佐子
辻さん小杉勇二
龍子細川ひさよ
緋牡丹ネネ庄司まり
ビッグジョン橋本潤
丙午のキャッシー保坂剛大
辻義則岩谷優志
久美の母新澤 泉
久美加來梨夏子
陽子森田咲子
ホステスたち印南 唯
 〃 佐々木郁美
 〃 清水川千紘

スタッフ

装置勝野英雄
照明前田照夫
衣裳宮本宣子
効果岩田直行
舞台監督深川絵美

スケジュール

2022年9月23日(金)~10月2日(日) 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(新宿南口)

9月 23

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10月 1
2
13:30       13:30
15:00               15:00    
18:30             18:30    

紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(新宿南口)のアクセスマップ

  • JR新宿駅「新南口」より徒歩5分・「南口」より徒歩8分/JR代々木駅「東口」より徒歩5分
  • 地下鉄副都心線 新宿三丁目駅「E8出口」より徒歩5分

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バリアフリー観劇について

ご利用の際は必ず事前にご連絡ください。

  • バリアフリー割引がございます。
  • 車いす席・補助犬、点字ちらし、点字パンフレットのご用意がございます。
  • 視覚障害者対象・事前舞台説明会を9月25日、10月1日12:30~開催します。
  • 聴覚障害をお持ちの方を対象に台本事前貸出を行っております。劇団までお申し込みください。

上記制度をご利用の際は、事前に劇団までご連絡ください。
劇団民藝
TEL.044-987-7711
E-MAIL seisaku@gekidanmingei.co.jp

詳細は「バリアフリー観劇について」をご覧下さい。

上演記録

上演地会場上演期日上演回数お問合せ
新宿紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA2022年9月23日~10月2日10回劇団民藝 044-987-7711

計10回