原題=Caging Skies
原作=クリスティン・ルーネンズ
脚色=デジレ・ゲーゼンツヴィ
訳=河野哲子(『囲われた空』小鳥遊書房刊)
上演台本=丹野郁弓 演出=小笠原響
2024年12月7日(土)~15日(日)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))
独立行政法人日本芸術文化振興会
後援:川崎市麻生区
2019年に上映されたアメリカ映画『ジョジョ・ラビット』は、かつて見たこともない魅力的な反ナチス映画として話題になり、アカデミー賞脚色賞を受賞しました。この映画の原作小説『Caging Skies』(囲われた空)を、ベネズエラ生まれのデジレ・ゲーゼンツヴィが戯曲化。ホロコースト生存者の第二世代であるゲーゼンツヴィ氏による今作は、ポップでユーモラスな映画の印象とは違い、切実な人間ドラマとして鮮やかに描かれています。遠藤周作『善人たち』(KEIKOBA公演)につづく小笠原響さん演出による期待の第二作。
【上演時間】約2時間45分
70分/休憩15分/80分
1944年。オーストリアのウィーンにあるヨハニスの家。ヒトラーに忠誠を誓う17歳のヨハニスは連合軍の爆撃によって重傷を負った。この家は母のロスヴィタが怪我をした彼と年老いた祖母の世話をしている……。
ある日、母の行動を不審に思ったヨハニスは、居間のソファの下からバイオリンを探り当てた。そこにはパスポートが隠されていた。エルサ・サラ・コア、25歳のユダヤ人。家族が寝静まってから書斎を調べると、壁にうっすら線があることに気づく。ナイフの刃を入れて押すとドアのように開いた。壁には若い女性がいた。それはエルサだった。暗がりで怯えるその首へナイフを突き立てるが、やがて手を引いてしまう。そして彼女を見つめて後ずさりして壁を閉めた。ヨハニスにとってはじめての情動に揺さぶられた瞬間だった。
これは戦時下での、あまりに切なく儚い愛と家族の物語。
〈掲載情報〉
11月 MsWendy:日色ともゑインタビュー
11月21日ステージナタリー:公演情報
11月26日毎日新聞夕刊:釜谷洸士・一之瀬朝登インタビュー
12月5日産経新聞:公演情報、出演者コメント
12月6日しんぶん赤旗:石川桃インタビュー
12月8日赤旗日曜版:日色ともゑ寄稿
ヨハニス<ダブルキャスト> | 釜谷洸士 |
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〃 | 一之瀬朝登 |
エルサ<ダブルキャスト> | 神保有輝美 |
〃 | 石川 桃 |
ロスヴィタ | 石巻美香 |
祖母 | 日色ともゑ |
装置 | 松岡 泉 |
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照明 | 石坂晶子 |
衣裳 | 宮本宣子 |
効果 | 岩田直行 |
舞台監督 | 成田明哉 |
2024年12月7日(土)~15日(日) 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(新宿南口)
12月 | 7 土 |
8 日 |
9 月 |
10 火 |
11 水 |
12 木 |
13 金 |
14 土 |
15 日 |
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13:30 | A | B☆ | A | B | A | B★ | A | ||
18:30 | A | B |
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劇団民藝
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