原題=THE TWO-CHARACTER PLAY
作=テネシー・ウィリアムズ 訳・演出=丹野郁弓
2016年4月4日(月)~21日(木)
東京芸術劇場シアターウエスト
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
「……これは非常に私的な、心の叫びである」
とウィリアムズ自らが書き残し、『叫び』というタイトルで幾度となく推敲を重ねられた本作。
現実と妄想の交錯、継続と断絶の往還、恐怖と勇気の等式にはウィリアムズの彷徨した魂の叫びが塗り込められ、詩的な美しさが明滅する。
『ガラスの動物園』のローラのような異端かつ異質な存在の、独特な美が追求されていく作家の自画像ともいえるこの『二人だけの芝居』に、岡本健一氏を客演にむかえ奈良岡朋子との清新な顔合わせで。
ある劇団を率いる座付き作家兼俳優のフェリースと、スター女優の姉クレア。
旅公演のさなか二人は劇団員たちから狂人と決めつけられ、辺鄙な劇場に置き去りにされる。
残された彼らはやがて来るであろう観客のために、フェリース自身が書いた二人芝居を上演しようとする。
稽古をやり始めた二人だが、虚実の境界は脆くも崩れて……。
やがてリハーサルはのっぴきならない真実をあぶりだしていく。
クレア | 奈良岡朋子 |
---|---|
フェリース | 岡本健一(客演) |
装置 | 島 次郎 |
---|---|
照明 | 沢田祐二 |
衣裳 | 片野 光(share spirit) |
効果 | 岩田直行 |
舞台監督 | 中島裕一郎 |
上演地 | 会場 | 上演期日 | 上演回数 | お問合せ |
---|---|---|---|---|
東京 | 東京芸術劇場シアターウエスト | 2016年4月4日~21日 | 17回 | 劇団民藝 |
水戸 | 水戸芸術館 ACM劇場 | 2016年4月23日・24日 | 2回 | 水戸芸術館 |
市川 | 市川市文化会館 小ホール | 2016年4月28日 | 1回 | 市川文化会館 |
計20回