原作=佐野洋子 脚本=小池倫代 演出=兒玉庸策
2014年4月12日(土)~24日(木)
紀伊國屋サザンシアター
『100万回生きたねこ』などで知られる絵本作家・佐野洋子(1938-2010)。女手ひとつで4人の子供を育て上げたたくましい母シズコと、4歳のころ、手をつなごうとして振りはらわれた時から母を疎む長女ヨーコ。ふたりの葛藤と情愛、そして和解を赤裸々につづった物語『シズコさん』を舞台化します。脚本は原田康子原作『海霧』など民藝では4作目となる小池倫代。本作では、母と娘、家族をとりまく人びとを、豪放で繊細な佐野さんの筆致そのままに描き出します。
これまで気ままな独り暮しをしていた母シズコだが、右腕を骨折し生活がままならない。誰が面倒をみるか兄弟姉妹で話し合うものの結論は出ず、ひとまず次男の家に引き取られる。しかし我が強いシズコと嫁はうまくいかず、シズコとはきつい関係のままだった長女ヨーコが面倒をみることになるのだが……。
ヨーコ(娘) | 樫山文枝 |
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シズコ(母) | 塩屋洋子 |
トモコ(ヨーコの妹) | 白石珠江 |
マサユキ(ヨーコの上の弟) | 山本哲也 |
ミサコ(マサユキの妻) | 吉田陽子 |
アキラ(ヨーコの下の弟) | 境 賢一 |
カオリ(アキラの妻) | 新澤 泉 |
タク(ヨーコの息子) | 塩田泰久 |
お手伝い・好江 | 大黒谷まい |
アシスタント志望・泉 | 長木 彩 |
若い編集者・弥生 | いまむら小穂 |
ヘルパー・吉永 | 大越弥生 |
ケア・マネージャー・柏木 | 細川あゆみ |
装置 | 深川絵美 |
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照明 | 前田照夫 |
衣裳 | 前田文子 |
効果 | 岩田直行 |
舞台監督 | 中島裕一郎 |