原題=COLLABORATION
作=ロナルド・ハーウッド 訳=丹野郁弓 演出=渾大防一枝
2014年10月8日(水)~20日(月)
紀伊國屋サザンシアター
映画「戦場のピアニスト」(アカデミー賞脚色賞受賞)や指揮者フルトヴェングラーを題材にした『どちらの側に立つか』などで知られるロナルド・ハーウッド。本作『コラボレーション』では実話をもとに、作曲家リヒャルト・シュトラウスとユダヤ系オーストリア人作家シュテファン・ツヴァイクとのオペラ創作の共同作業を描きだしている。 ナチスの台頭を背景に、政治によって迫害され翻弄される芸術家ふたりの光と影とは――。
1930年代ドイツ。大作曲家シュトラウスは、オペラ『ばらの騎士』などを共作してきた長年の友ホーフマンスタールを喪い、新しいオペラの台本作家を探していた。ようやく出会えた人気作家ツヴァイクとは、17歳の年齢差を越えてお互いを認め合うようになる。新たな共同制作を通して創作意欲を刺激し合うふたり。数々の困難を乗り越えてついに念願の新作オペラ『無口な女』は完成、ドレスデンでの初演も決まるが、ユダヤ系であるツヴァイクにはナチスから厳しい追及の手が伸びるのだった……。
リヒャルト・シュトラウス | 西川 明 |
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パウリーネ・シュトラウス | 戸谷 友 |
シュテファン・ツヴァイク | 吉岡扶敏 |
ロッテ・アルトマン | 藤田麻衣子 |
ハンス・ヒンケル | 塩田泰久 |
パウル・アドルフ | 内田潤一郎 |
装置 | 堀尾幸男 |
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照明 | 山内晴雄・松島 勉 |
衣裳 | 半田悦子 |
効果 | 岩田直行 |
舞台監督 | 藤澤 徹 |