劇団民藝

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2019年上演作品

闇にさらわれて

原題=Taken at Midnight
作=マーク・ヘイハースト 訳・演出=丹野郁弓

6-7月 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

1931年、ベルリン。ナチズムが急速に台頭する中、弁護士ハンス・リッテンはアドルフ・ヒトラーをある殺人事件の証人として法廷に召喚し、3時間にも及ぶ尋問を行い、反ファシズムの旗手としてその名をとどろかす。その一方で、この一件はヒトラーにとっては屈辱的な汚点となった。その二年後、ヒトラー内閣が成立、ドイツ国会議事堂放火事件の混乱に乗じて、ハンスは拉致・拘禁され、やがて社会の敵というレッテルを貼られて強制収容所を転々と移される。杳として行方がわからなくなったハンス。母イルムガルトは身の危険を顧みず、息子を救出するために孤独な闘いを始める。
これは強大で暴力的な権力に対して弱き者たちがいかに戦ったかを示す真実の記録である。
作者のマーク・ヘイハーストはテレビのドキュメンタリー作家を長く務め、舞台脚本としてはこれが処女作。この作品は2014年初演、2015年にイルムガルトを演じたペネロープ・ウィルトンはローレンス・オリヴィエ賞主演女優賞を獲得した。

主な出演