劇団民藝

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2018年上演作品

大正の肖像画

作=吉永仁郎 演出=高橋清祐 補演出=中島裕一郎

5〜6月 中部・北陸

描くことは生きること、愛すること––
洋画家・中村彝(つね)と「中村屋サロン」に集う人びとが織りなす一時代のポートレート
彗星のように画壇に現れ、大正期に活躍した洋画家・中村彝(つね)。肺結核に侵されながらも画業に励み、新進の作家として注目された頃の彝が縁あって住むことになったのは、中村屋裏のアトリエでした。新宿の老舗中村屋の創業者、相馬愛蔵・良(黒光)夫妻がパン屋をこの地に移したのが明治42(1909)年。急速に発展した新宿という地の利を得て店は栄え、美術家、詩人、小説家、学者、俳優などが出入りする文化サロンの役割を果たしていたのです。はじめサロンの女王相馬良に惹かれた彝の気持が、夫妻の娘俊子に移ったことから、やがて彝は中村屋を去ることに。彝を待っていたのは、病苦と孤独に耐え、命を賭して更なる高みを目指した苦闘の日々でした……。

  • 大正の肖像画
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あらすじ

『静かな落日』『集金旅行』の吉永仁郎氏による評伝劇。初演時には「百年近くも前に、流されず、自分たちの心や魂に忠実に生きた人びとがいたことに感動」「吉永戯曲の重厚さと品格が今回も光っていました」などの声が寄せられました。激動の昭和を目前にして薄日の差した大正の時代をさまざまに生きた人びとの姿が、遺された数々の肖像画とともに生き生きと蘇ります。

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キャスト

相馬愛蔵(中村屋の主人)伊藤孝雄
中原悌二郎(彫刻家)小杉勇二
宮田巡査(大杉の尾行)松田史朗
エロシェンコ(放浪のロシア人)千葉茂則
大杉栄(無政府主義者)境 賢一
中村彝(画家)みやざこ夏穂
岡﨑キイ(彝の家政婦)塩屋洋子
相馬良(愛蔵の妻)白石珠江
神近市子(大杉の協力者 愛人)河野しずか
相馬俊子(二人の娘)印南 唯
古川巡査(大杉の尾行)梶野 稔
山村巡査(エロシェンコの尾行)岡山 甫

スタッフ

装置勝野英雄
照明松島 勉
衣裳宮本宣子
効果岩田直行
美術深川絵美
舞台監督藤澤 徹

上演記録

上演地会場上演期日上演回数お問合せ
岡崎岡崎市民会館 あおいホール2018年5月14日1回岡崎演劇鑑賞会 0564-22-4693
名古屋日本特殊陶業市民会館
ビレッジホール
2018年5月15日・16日3回名古屋演劇鑑賞会 052-932-3739
岐阜岐阜市文化センター 小劇場2018年5月17日〜19日3回岐阜労演 058-263-4396
江南江南市民文化会館 大ホール2018年5月20日1回尾北演劇鑑賞会 0587-55-9346
豊橋穂の国とよはし芸術劇場(プラット)
主ホール
2018年5月22日〜24日3回豊橋演劇鑑賞会 0532-54-1079
知多知多市勤労文化会館 つつじホール2018年5月25日1回ちた半島演劇鑑賞会 0562-77-9392
稲沢名古屋文理大学文化フォーラム
大ホール
2018年5月26日1回いなざわ演劇鑑賞会 0587-24-0001
伊勢シンフォニアテクノロジー
響ホール伊勢
2018年5月27日1回いせ演劇鑑賞会 0596-22-3060
三重県総合文化センター 文化会館
中ホール
2018年5月29日1回津演劇鑑賞会 059-228-9523
富山富山県民会館 大ホール2018年5月31日・6月1日2回富山演劇鑑賞会 076-431-1022
金沢石川県立音楽堂 邦楽ホール2018年6月3日1回金沢市民劇場 076-263-5057
魚津新川文化ホール ミラージュホール2018年6月4日1回魚津演劇鑑賞会 0765-24-6635
砺波砺波市文化会館2018年6月5日・6日2回となみ演劇鑑賞会 0763-33-0725
高岡高岡文化ホール2018年6月7日・8日2回高岡演劇鑑賞会 0766-21-0027
野々市野々市市文化会館フォルテ2018年6月9日1回金沢市民劇場野々市鑑賞会
076-294-1488

計24回