劇団民藝

文字サイズ

2020年上演作品

グレイクリスマス

作=斎藤憐 演出=丹野郁弓

5~6月 川崎・大垣・福井・京都・西宮・九州
7月 長野県

『上海バンスキング』で知られる斎藤憐の傑作戯曲。オリジナル台本をもとに、客演の岡本健一氏をはじめスタッフキャストを一新して上演します。

あらすじ

敗戦の年のクリスマス。進駐軍の将校クラブに母屋を接収され、離れに追いやられた五條伯爵家。天皇は人間になり、華族制度は廃止。路頭に迷って自殺を図る生活力のない当主の五條、戦犯裁判にかけられる弟、ヒロポン中毒の息子らの中で女たちはたくましく、後妻の華子と弟の妻・慶子は、将校クラブのホステスを引きうけた。不穏な動きを見せる闇屋の権堂や、日系二世の軍人ジョージ・イトウが出入りする離れではにぎやかな宴が始まっている。
ジョージの説くデモクラシーの理想に胸をときめかし、愛をふくらませてゆく華子。娘・雅子(神保有輝美)は、なぜか権堂に魅かれてゆく。やがてアメリカの占領政策がかわり、朝鮮戦争がはじまる。特需景気で旧勢力が息をふきかえし、五條の弟は政界に復帰、息子は警察予備隊に。そして翌年、戦死したジョージから、思い出のオルゴールが華子のもとに届くのだった……。

ページTOPへ