原作=マキシム・ゴーリキー 脚本=吉永仁郎
演出=丹野郁弓
2020年4月9日(木)~19日(日)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
※公演延期のお知らせ※
皆様のご来場やご観劇に伴う不安と健康を損なうリスクとを第一に考えて協議を重ねました結果、4月9日(木)から19日(日)までのすべての公演を延期させていただくことに致しました。
これまで観劇を楽しみにお待ちいただきました皆様には、上演間際でのお知らせになりご迷惑をおかけしますことに心よりお詫び申し上げます。
なお、延期時期につきましては現在のところ8月を予定しておりますが、詳細につきましては改めてお知らせ致します。
※詳細は当ウェブサイトのトップページにも掲載しておりますのでご確認ください。
ゴーリキーの『どん底』は日本でも110年前の初演いらい数多く上演されてきました。劇団民藝では創立10周年と40周年の節目に『どん底』を上演しましたが、創立70周年を迎える今年、その歴史的傑作が吉永仁郎氏により戦後間もない東京を舞台にした創作劇へと大胆に生まれ変わります。闇市を頼りに底辺でたくましく生きる人々のユーモア溢れる群像劇にご期待ください。
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1947年、ボクは17歳だった。だから戦後の混乱をよく記憶している。政治に関心はあったけれど、あのころは家計を支えるので精一杯だった。登場人物の一人、闇屋はボク自身の体験でもある。戦前、戦中、戦後を人々はいかに生きのびたか。どう生きていかなければならなかったか。帝政ロシア末期と時代はちがうけれど、ちょうどゴーリキーの『どん底』にあてはまると思い、その構造を借りた次第である。 吉永仁郎
公演ツイッター@mingei_keikoba https://twitter.com/mingei_keikoba
稽古場日記ブログ アメブロ「どん底−1947・東京–稽古場日記」 https://ameblo.jp/mingei-keikoba/
敗戦から2年が過ぎた1947年の東京・新橋。空襲によって焼けたビルの半地下に、行き場のない人々が暮らしている。インテリの桃沢、商売女のみどり、仕立て屋の宮本、特攻上がりの尾形、靴屋の大場、役者の市川、元華族様の大久保、荷担ぎの飯島ら、いずれも戦争で人生が大きく狂わされた者ばかり。大家は戸倉だが、実際には若い妻・菊江がここをとり仕切っている。菊江は尾形と訳ありの仲だが、尾形は菊江の妹テル子を愛しているのだった。晩秋のある日の朝、正体不明の老人仁科がやってくる。彼の説く希望の言葉に、その日暮らしの住人たちは心を揺さぶられるのだが……。
大場定吉(靴屋) | 本廣真吾 |
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大場久子(おかみさん) | 野田香保里 |
竹林千代(おばさん) | 細川ひさよ |
桃沢明夫(インテリ) | 千葉茂則 |
仁科仙蔵(爺さん) | 杉本孝次 |
飯島五郎(かつぎ屋) | 吉田正朗 |
大久保忠隆(殿様) | 佐々木 研 |
細井みどり(みどり) | 日色ともゑ |
市川松三郎(成田屋) | 横島 亘 |
宮本喜作(テーラー) | 齊藤尊史 |
戸倉清(大家) | 佐々木梅治 |
尾形新一(シンちゃん) | 大中耀洋 |
山岡テル子(テルちゃん) | 森田咲子 |
戸倉菊江(牝豚) | 庄司まり |
小島守(お巡り) | 境 賢一 |
金昌善(キム) | 平野 尚 |
装置 | 勝野英雄 |
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照明 | 前田照夫 |
衣裳 | 西原梨恵 |
効果 | 岩田直行 |
舞台監督 | 風間拓洋 |
2020年4月9日(木)~19日(日) 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(新宿南口)
4月 | 9 木 |
10 金 |
11 土 |
12 日 |
13 月 |
14 火 |
15 水 |
16 木 |
17 金 |
18 土 |
19 日 |
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13:30 | ○ | ★ | ☆ | ○ | ○ | ★ | ○ | ○ | ○ | ||
18:30 | ○ | ○ |
上演地 | 会場 | 上演期日 | 上演回数 | お問合せ |
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新宿 | 【公演中止】紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA | 2020年4月9日~19日 | 11回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
計11回