作・演出=中津留章仁
2016年9月28日(水)~10月9日(日)
紀伊國屋サザンシアター
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
『背水の孤島』『そぞろの民』など「今」と徹底的に向き合い重厚な人間ドラマを生み出してきた中津留章仁。
今作では現代の家庭を舞台に一企業の経営者側の視点から、利益追求のために失われる人間性とそれとは無関係に生じる人間の情や交流を通じて、人間らしく生きることを問います。70年代から広く使われてきた「消費者」という言葉。
いつからか無意識に受け入れている私たちは、心をも消費してしまっているのではないか――複雑化した現代社会で思考停止に陥らず人間らしくあり続けるためには? 樫山文枝主演で劇団民藝との初タッグに挑みます!
60年代に小さなフレンチレストランを創業し一代で飲食店グループを展開する大企業へと躍進した大友家。
妻・凛(樫山文枝)は二人の子供の成長を楽しみに生きている。
夫・信勝(西川明)は雇用条件の改善を求めている社員に対し労働組合を解体。
以降も経済を優先させ、会社への愛着と執着からさまざまな行為で次々と人を切り捨てていく。
夫婦をとりまく人びとの愛憎、友情、欲望も渦巻く中、凛は夫の経営方針に疑問を抱き、経済より人命の尊厳を重視するよう信勝に進言するのだが……
| 大友 凛(大友家の嫁) | 樫山文枝 |
|---|---|
| 大友信勝(凛の夫) | 西川 明 |
| 大友育雄(凛の長男)/若き信勝 | 齊藤尊史 |
| 大友(安藤)真利江(社員/育雄の妻) | 飯野 遠 |
| 大友久信(信勝の弟) | みやざこ夏穂 |
| 大友祥子(久信の妻) | 河野しずか |
| 大友るい(久信の長女) | 神保有輝美 |
| 篠原恵梨香(凛の長女) | 桜井明美 |
| 篠原 保(恵梨香の夫) | 境 賢一 |
| 神保 実(信勝の右腕) | 山梨光國 |
| 米沢 昇(使用人) | 松田史朗 |
| 渋谷晴彦(90年代の労働組合委員長) | 竹内照夫 |
| 戸田健介(契約農家) | 山本哲也 |
| 西島耕平(社員) | 吉田正朗 |
| 甲本美香(社員)/若き凛 | 竹本瞳子 |
| 相原幹子(信勝の秘書) | 吉田陽子 |
| 遠藤 冴(凛の妹) | 白石珠江 |
| 渡井京介(銀行家) | 小杉勇二 |
| 装置 | 乘峯雅寛 |
|---|---|
| 照明 | 宮野和夫 |
| 衣裳 | 宮本宣子 |
| 音楽 | 高畠 洋 |
| 音響 | 佐藤こうじ(Sugar Sound) |
| 舞台監督 | 中島裕一郎 |
2016年9月28日(水)~10月9日(日) 紀伊國屋サザンシアター(新宿南口)
| 9月 | 28 水 |
29 木 |
30 金 |
10月 | 1 土 |
2 日 |
3 月 |
4 火 |
5 水 |
6 木 |
7 金 |
8 土 |
9 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 13:30 | ○ | ○ | 13:30 | △ | △ ☆ |
○ | ○ | ○ ★ |
○ | ○ | |||
| 18:30 | ○ | 18:30 | ○ | ○ |

| 上演地 | 会場 | 上演期日 | 上演回数 | お問合せ |
|---|---|---|---|---|
| 東京 | 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA | 2016年9月28日~10月9日 | 12回 | 劇団民藝 |
計12回