作=山本周五郎 演出=兒玉庸策
2015年7月23日(木)
紀伊國屋サザンシアター
「夜の辛夷」は、岡場所で交錯する秘密を持った男女を描く山本周五郎の傑作短編です。
庶民の生活に寄り添い、同じ目の高さから名もない男女の哀歓を描いた作品を、樫山文枝の一人語りによって舞台化します。
権現前の岡場所の女・お滝は二十四になる子持ち。兇状持ちが逃げ込めば岡っ引きに密告して礼金を得、客には年を偽って稼ぐため、朋輩に罵られています。ある十二月の寒い晩、彼女は岡場所などに来る人柄とは違った元吉という職人風の客をとりました。「寝床を二つ取ってくれ」と云う元吉に「もういらっしゃらないわね」とお滝。しかし、また彼はやって来たのでした……
語り | 樫山文枝 |
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照明 | 古宮俊昭 |
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効果 | 岩田直行 |
上演地 | 会場 | 上演期日 | 上演回数 | お問合せ |
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東京 | 紀伊國屋サザンシアター | 2015年7月23日 | 1回 | 劇団民藝 |
計1回