作=木庭久美子 演出=渾大防一枝
2008年1月23日(水)~2月3日(日)
紀伊國屋サザンシアター
現代の終末医療と安楽死の問題はたびたび新聞・テレビなどで報道されています。木庭久美子の野心作『選択 一ヶ瀬典子の場合』は、高齢化社会の切実な問題にメスを入れます。
末期がんに苦しみながらも病院での延命措置がつづく夫。その妻の懇願の果てに、一本の静脈注射で患者を死へ導いた女医・一ヶ瀬典子。マスコミは「美人医師の殺人」と書きたて、法廷で患者の妻は「依頼」を否認する……。ある女医がたどる内面の軌跡と真実の選択に鋭く迫ります。
| 一ヶ瀬典子 (45歳 女医) | 白石珠江 |
|---|---|
| 一ヶ瀬壮太郎 (54歳 典子の兄) | 水谷貞雄 |
| その妻 芳江 (50歳) | 塩屋洋子 |
| 一ヶ瀬くめ (81歳 典子と壮太郎の母) | 青木道子 |
| 弁護士 保坂 (38歳) | 伊藤 聡 |
| 村石ハル (50代半ば 死亡した患者の妻) | 戸谷 友 |
| 村石幸夫 (35歳 その息子) | 貞永 淳 |
| 村石ミチ子 (10歳 幸夫の娘) | 渡辺えりか |
| 村石利男 (48歳 死亡した患者の弟) | 岡橋和彦 |
| 弓山ノブ (67歳 通いの手伝い) | 別府康子 |
| 工藤松子 (一ヶ瀬病院の看護師長) | 田畑ゆり |
| 裁判官 | 横島 亘 |
| 検事 | 吉岡扶敏 |
| 健友病院の看護師長 | 望月ゆかり |
| 健友病院の医師 山田孝 | みやざこ夏穂 |
| 老人 井口三吉 | 今野鶏三 |
| 廷吏 | 岡山 甫 |
| 新聞記者A | 岡山 甫 |
| 新聞記者B | 塩田泰久 |
| 若い看護師 | 庄司まり |
| 装置 | 内田喜三男 |
|---|---|
| 照明 | 前田照夫 |
| 衣裳 | 宇野善子 |
| 効果 | 鬼沢洋子 |
| 舞台監督 | 上野日呂登 |
| 美術 | 深川絵美 |