劇団民藝

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2007年上演作品

坐漁荘の人びと

作=小幡欣治 演出=丹野郁弓

2007年12月5日(水)~20日(木)
三越劇場

あらすじ

1935年の夏、新橋にある菊廼家の芸者・片品つるが、以前奉公していた坐漁荘を2年ぶりに訪れます。坐漁荘は静岡県興津にある、老公・西園寺公望の別邸。料理人として勤めていた是草庄吉と駆け落ち同然で去って以来の訪問です。つるは西園寺が急病と聞いて見舞いにやってきたのですが、案じたほどではなく、執事の谷村弥十郎から意外な申し出が。坐漁荘の筆頭女中“針女さん”として勤めてもらいたいと懇願されたのです。菊廼家の女将・しげ乃の説得もあり、始めは辞退していたつるも、ついには引受ける決心をするのでした。次々と巻き起こる事件の中で、7人の女中たちを束ねていっさいを取り仕切るつるの元へ、亭主の庄吉までがやって来ます。そんな中、天皇の信任最も篤く、軍部の横暴を批判する西園寺には身の危険が迫って来ます。雪の降る興津は、やがて、1936年2月26日を迎えようとしているのでした……

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片品つる奈良岡朋子
矢祭ぎん樫山文枝
海堂あぐり加藤絹子
新免糸中地美佐子
大高ふじ大越弥生
倉田そめ小倉恵美子
沖中礼子川岸紀惠
間島たつ細川ひさよ
しげ乃水原英子
西園寺公望大滝秀治
谷村弥十郎鈴木 智
木暮喬千葉茂則
外折進次武藤兼治
広畑東一郎山本哲也
坂東洋介梶野 稔
仙石正夫平松敬綱
川島義之里居正美
氏家匡境 賢一
海堂治平杉本孝次
豊子別府康子
是草庄吉伊藤孝雄
初枝河野しずか
幸助今野鶏三

スタッフ

装置勝野英雄
照明前田照夫
衣裳緒方規矩子
効果岩田直行
舞台監督武田弘一郎