劇団民藝

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2021年上演作品

雨あがりの虹

作=ロレイン・ハンズベリー 訳=吉原豊司
演出=田中麻衣子

9月 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

1959年3月11日、ニューヨーク市エセル・バリモア劇場で演劇史上画期的なことが起こりました。自作をブロードウェイで上演した初の黒人女性作家が誕生したのです。当時29歳のロレイン・ハンズベリー。
黒人を主要人物に人種問題を真正面から取り上げた公演は、大好評を博しハンスベリーはニューヨーク劇評家賞を受賞、2年近くロングランされました。1961年には映画化、1973年にミュージカル化。さらに1989年にはテレビドラマに、近年再演された舞台は、トニー賞に輝いています。それが本作『雨あがりの虹』です。
作者は劇作のみならず、1960年代に高まったアメリカ黒人の解放運動にも活発に取り組んでいきました。
物語の舞台となるのは、とある貧困層の黒人家族。社会の軋轢に耐えながら希望を模索する親子、兄妹、夫婦。尽きせぬ葛藤を乗り越えて共に生きる家族の絆と誇りを力強く描きます。

あらすじ

シカゴの黒人街に住むヤンガー家では家長が事故で急逝し、多額の保険金が転がり込んでくる。
リナは、亡夫の保険金の一部を頭金にして念願の一戸建を買い、残りを貯金して娘の学費に充てたいと考えている。
一方、長男ウォルターは友人と共同でリッカー・ストア(酒類販売店)を開こうと計画、開店資金にと目論んでいた。だが「酒の販売などというバチ当たりな商売に」とリナは、大反対するのだった……。

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