劇団民藝公演「かの子かんのん」(小幡欣治作 兒玉庸策演出)
       
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劇団民藝公演

日色ともゑ・伊藤孝雄・樫山文枝


解説

物語

スタッフ

キャスト

感想から

2003年公演日程

公演記録





解説
 劇団民藝創立50周年記念(2000年)作品。芸術と恋愛を奔放に生きた岡本かの子を新しい魅力で描いて、好評全国巡演中の舞台です。

 作者は、たくみな劇作術で人間発見の笑いと感動を誘う小幡欣治氏。『熊楠の家』『根岸庵律女』につづく民藝書き下ろし。主演に樫山文枝、共演は伊藤孝雄、日色ともゑ。

 漫画家岡本一平を夫に、のちの洋画家岡本太郎を息子にもったかの子は、女性として、歌人、宗教家、小説家としてすさまじい人生をおくりました。

 妹と愛人を争奪、愛人と夫との同居、世間の常識や道徳にまっこうからぶつかります。性格が生一本なかの子は、複雑な人間関係に悩み、仏教にすがります。

 希有な人生を送った彼女にとって、仏教とは? 夫婦とは? 一平はかの子を観音さま、かの子は一平を阿弥陀さまと呼び、強い絆でふたりは結ばれているのでした…

※岡本かの子、一平、太郎のリンクは川崎市岡本太郎美術館にリンクします。
※「かの子かんのん」戯曲は『悲劇喜劇』2000年10月号(早川書房)に掲載されています。

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物語




「豊子は、あの人との間にできた子なの」
「言うな! 豊子は俺たちの子どもだ!」
 なににでも一生懸命になる岡本かの子(樫山文枝)は、夫と息子のある身にもかかわらず、学生に恋したあげく、妹きん(日色ともゑ)と学生の仲をうたがい神経を病んでしまいます。

 夫一平(伊藤孝雄)の献身的な看護によって元気になったかの子でしたが、こんどは外科医の瓜生浩一(みやざこ夏穂/齊藤尊史)に夢中になって、ついには主治医兼愛人として同居させてしまいます。

 夫、外科医、そして書生として住みついた森川安夫(横島亘)に支えられて、歌人、宗教家として認められたかの子は小説家をめざします。ある日、瓜生の両親、庄五郎(安田正利)と房(別府康子)、姉志保(津田京子)が、浩一を連れ戻しに突然あらわれて…


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スタッフ

作◆小幡欣治



「まるで駄々っ子ですよ。いい歳した女が」
「お義兄さんも次から次へとたいへんね」
演出◆兒玉庸策

装置◆石井みつる

照明◆山内晴雄

音楽◆日高哲英

衣裳◆貝沼正一

効果◆岩田直行

舞台監督◆中島裕一郎


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キャスト



「お姉さんの歌、すばらしかった」
「ありがとう、わたし、うれしい」
岡本かの子(歌人・のち小説家)◆樫山文枝

岡本一平(かの子の夫・漫画家)◆伊藤孝雄

大貫きん(かの子の妹)◆日色ともゑ

京山志保(精神科医)◆津田京子

瓜生浩一(医師)◆みやざこ夏穂齊藤尊史

森川安夫(かの子の従弟)◆横島亘

上松高久(牧師)◆嶺田則夫

大沢(看護人)◆高野大

事務員◆水谷さやか

看護婦1◆大越弥生

看護婦2◆清沢雅美

瓜生庄五郎(浩一の父)◆安田正利

房(浩一の母)◆別府康子

室田(編集者)◆齊藤尊史・みやざこ夏穂

白石(編集者)◆杉本孝次

おとよ(岡本家の女中)◆塩屋洋子

牧村ゆき(安夫の婚約者)◆細川あゆみ


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感想から

●とてもすばらしい舞台でした! 途中、大笑いして、でもラストにはジーンと胸を熱くして…。樫山さんの演技すばらしかったです。脇をかためる役者のみなさんもほんとうにすばらしかった。もう一度見たい!(女性)



●岡本かの子さんはいままで不思議な人としか思ってなかったが、この舞台で会って、大好きになった。岡本家といっしょに生きたら人生楽しく生きられるのに、と思った。とてもおもしろかった。(女性・30代)



●樫山さんの演じる”かの子”役はとてもぴったりのようでした。自己中心的と言われる役ですが、自己を表現しない世の中で、大切なことだとあらためて知らされました。(男性・60代)



●思いのままことばにし行動し、思いのまま思うことあるがままに生きたいですね。ほんとうに。その思いをそっと、しっかりと理解していてくれる夫の存在を心からうれしく感じて涙がでました。(女性・40代)



●自分の思うがまま生きたいのはやまやまですが、かの子さんのようにはなかなかできないです。何百分の一でもしたいです。これからやってみます。ひさしぶりに笑いながら見られました。(女性・50代)



●私はかの子さんの生き方には同調できません。女として。でも、樫山さんのかの子は憎めませんでした。まるで童女のようなかの子さんが、おやんちゃやってもなぜか許してしまう一平さんの気持ちがわかる気がします。(女性)



●装置がいい。暗転が短くて芝居のいいテンポを生んでいた。そして役者さんたちのはまり方もぴったりとしている。久しぶりに安心して台詞のやりとりが楽しめた。夫婦のあり方を考えられさせながら、十分に楽しませてくれた舞台だった。(男性・50代)



●常識からはずれた生活を非難されるが、本当はまじめで純粋に生きた人だったと思う。妹きんとの比較でわかりやすかった。一平の伊藤がユーモアがあって、器の大きさを演じていた。(女性・50代))



●日色さんの気負いを感じさせない自然の演技は舞台であることを忘れさせるような存在でした。(女性・50代)



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20031月〜2月公演日程(神奈川・島根・鳥取・広島・山口・岡山)  ※ご観劇のお問い合わせは主催者へお願いします
日(曜)会場主催主催者電話番号
1月9日(木)厚木市文化会館(大)厚木演劇鑑賞会046-228-9325
10日(金)・11日(土)海老名市文化会館海老名演劇鑑賞会046-234-2766
14日(火)・15日(水)鎌倉芸術館(小)湘南演劇鑑賞協議会0466-24-1747
16日(木)・17日(金)藤沢市民会館(大)湘南演劇鑑賞協議会0466-24-1747
19日(日)茅ヶ崎市民文化会館(大)湘南演劇鑑賞協議会0466-24-1747
21日(火)・22日(水)島根県民会館(中)松江市民劇場0852-26-3094
23日(木)鳥取市民会館鳥取演劇鑑賞会0857-23-6486
24日(金)米子市公会堂(大)米子市民劇場0859-33-8695
25日(土)・26日(日)出雲市民会館(大)いずも演劇鑑賞会0853-25-2722
28日(火)呉市文化ホール呉市民劇場0823-22-4516
29日(水)安佐南区民文化センター広島市民劇場安佐南事務所082-877-4423
30日(木)・31日(金)アステールプラザ(大) 広島市民劇場082-247-5433
2月1日(土)・2日(日)スターピアくだまつ周南市民劇場0834-21-7097
4日(火)サンビームやない柳井演劇鑑賞会0820-23-7351
5日(水)テアトロ・シェルネ尾道市民劇場0848-20-0212
6日(木)〜8日(金)岡山市民会館岡山市民劇場086-224-7121
10日(月)・11日(祝)西大寺市民会館岡山市民劇場西大寺事務局086-943-9859
12日(水)リーデンローズ(大)福山市民劇場084-921-4827
13日(木)〜15日(土)倉敷市芸文館倉敷市民劇場086-424-6730
16日(日)倉敷市玉島文化センター倉敷市民劇場玉島事務所086-526-8027
17日(月)倉敷市児島文化センター倉敷市民劇場児島事務所086-473-8488
20日(木)・21日(金)横須賀市文化会館横須賀演劇鑑賞会0468-22-5821
25日(火)〜28日(金)県立青少年センターホール横浜演劇鑑賞協会045-231-8425


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公演記録

2000年神奈川・岐阜・静岡・兵庫・大阪・福井・京都・東京・千葉
2002年三重・愛知・岐阜・石川・富山・宮城・福島・群馬


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