2015年上演作品


東京公演

『ヒトジチ』チラシ

2月 紀伊國屋サザンシアター

ヒトジチ

作=ブレンダン・ベーハン 訳・演出=丹野郁弓

出演=稲垣隆史、佐々木梅治、境 賢一、みやざこ夏穂、武藤兼治、岡山 甫、岩谷優志、細山誉也、笠倉 遼、別府康子、中地美佐子、藤巻るも、庄司まり、八木橋里紗


『冬の時代』チラシ

4月 紀伊國屋サザンシアター

冬の時代

作=木下順二 演出=丹野郁弓

出演=日色ともゑ、箕浦康子、新澤 泉、飯野 遠、山本哲也、千葉茂則、伊藤 聡、吉岡扶敏、武藤兼治、和田啓作、天津民生、塩田泰久、平松敬綱、土井保宜、齊藤恵太、平野 尚


『クリームの夜』チラシ

6月 紀伊國屋サザンシアター

クリームの夜

作=青木 豪 演出=山下 悟

出演=日色ともゑ、箕浦康子、河野しずか、飯野遠、望月香奈、佐々木研、西川明、高野大、平松敬綱


10・11月 紀伊國屋サザンシアター

大正の肖像画

作=吉永仁郎 演出=高橋清祐

主な出演=伊藤孝雄みやざこ夏穂塩屋洋子白石珠江河野しずか

新宿の有名な老舗中村屋。相馬愛蔵と妻良がパン屋の店をこの土地に移したのが明治も末に近い40年。急速に発展した新宿という地の利を得て店は栄え、美術家、詩人、小説家、学者、俳優などが出入りする文化サロンにもなった。 1910年代から20年代にかけての大正時代、この国では多くのすぐれた画家が輩出したが、そのうちまた多くが二十代三十代の若さで死んでいった。当時死病といわれた肺結核のためである。このドラマの中心人物である中村彝(つね)も十代後半にこの病に侵されながら画業に励み新進の画家として注目され、縁あって中村屋のアトリエに住むことになる。はじめそのサロンの女王相馬良に惹かれた彝の気持が、娘の俊子に移ったことから二人の関係がこじれ、やがて彝は中村屋を出て目白の近くへ移る。そこは病苦と孤独に耐え、死と引替えにして更なる高みを目指した苦闘の場であった。 彼らを取り巻くのは中村屋主人の相馬愛蔵。心友の彫刻家中原悌二郎、恋の葛藤を演ずる大杉栄、神近市子、盲目のロシア人エロシェンコ、家政婦の老女岡﨑キイなど、暗黒の昭和を目前にして薄日の差した大正の時代をさまざまに生きた人びとである。 『すててこてこてこ』『静かな落日』など評伝劇で定評ある吉永仁郎氏による期待の新作。


12月 三越劇場

根岸庵律女

作=小幡欣治 演出=丹野郁弓

主な出演=奈良岡朋子桜井明美中地美佐子

正岡子規の妹を描いた小幡欣治氏による民藝書下ろし第二作目の戯曲『根岸庵律女』を取り上げます。趣味人の遊びに堕していた俳句を、文学の域にまで高めたといわれる正岡子規。下谷の根岸庵を俳句革新の拠点とするのですが、結核性カリエスに侵され、35歳の若さで亡くなりました。そのあまりにも短い生涯を見つめながら共に生きた妹・律の半生を描いた傑作ドラマです。兄を虜にした俳句を「肺苦」と憎みながらも兄を敬愛し、その〝詩精神〟を支えた女性を、ユーモアあふれる暖かな目で感動的に描きます。

「律は強情なり、人間に向って冷淡なり、時に男に向ってシャイなり」と子規に悪しざまに言われながら、その兄を献身的に支えた律。二度結婚して二度離婚した律は26歳の時に兄の看病のために母八重とともに松山から上京、上根岸のうぐいす横丁で俳書類の下調べや口述筆記をしながら兄を支える。兄の死後、律は苦手で大嫌いであった裁縫を一生の仕事に選び、教師の資格をとって裁縫教室をひらくまでになる。正岡の家を継ぐべき養子をむかえるのだが、その子・雅夫にかたくなに句作を禁じる。それは兄の俳句を世に残すためだった…。


各地公演

海霧』 原作=原田康子 脚本=小池倫代 演出=丹野郁弓

黒い雨』 原作=井伏鱒二 上演台本=笹部博司 演出=丹野郁弓

『真夜中の太陽』 原案・音楽=谷山浩子 作=工藤千夏 演出=武田弘一郎


特別公演

夜の辛夷』 作=山本周五郎 演出=兒玉庸策


稽古場公演

卵の中の白雪姫』 作=別役 実 演出=竹内照夫

銀河鉄道の恋人たち』ミュージカル・エレジー 作=大橋喜一 演出=武田弘一郎