劇団民藝・三越劇場提携公演
作=小幡欣治
演出=高橋清祐
三越劇場 三越100年
2004年12月4日〜19日
還暦を過ぎて隠居した浅草っ子のおじいちゃん、結婚したいと言い出した。相手は二十も若い吉原の花魁あがりとか、一男四女の家族会議はすったもんだの大騒ぎ。父親思いの長女が訪ねていくと、役者たちも出入りする浅草の十二階下のカフェのママでした。でも結婚なんて気はさらさらなく、家出娘をかくまったりしています。長女のふとん屋に同居したおじいちゃんは十七になる孫をかわいがり、お酉様の夜に吉原につれ出そうとするけれども、もののみごとに大失敗。助けた家出娘に裏切られたママは警察に挙げられて、そこにも過去はつきまといます。ママには母子のあいだを裂かれた息子がいたのです。その子が新潟で結婚すると手紙をよこしても無視するし、赤紙がきたと上京しても泥酔して追い返す。でも、やはり宿場女郎の子で里子に出されたというおじいちゃんは、つらい胸のうちを明かすのでした・・・。
ときは1937年、日中戦争がはじまった年の秋。当時の浅草は西にオペラの六区、北に江戸時代いらいの遊郭吉原、とても賑やかな界隈でした。日に日に高まる軍靴の音に脅かされながらも、隣近所が家族のように、人びとは明るくたくましくいきていたのです。そんな浅草生まれの作者がはじめてふるさとを舞台にした、とっておきの書き下ろしコメディです。
鏑木りん(「モロッコ」の女主人)・・・・・・・・・・・・・・奈良岡朋子
玉枝(女給)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・仙北谷和子
清子(女給)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大越弥生
江村千代(女給)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・望月ゆかり
諸岡(バーテン)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
高橋征郎鈴木市之進(マル市酒店の大旦那)・・・・・・・・・・大滝秀治
鈴木鐵太郎(当主・市之進の長男)・・・・・・・・・・・三浦威
うめ(次女)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白石珠江
その(三女)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・相葉早苗
ふゆ(四女)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
河野しずか大浦くみ(市之進の長女・蒲団店の女主人)・・・
日色ともゑ 春子(長女)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
裄V奈津美 桂介(長男)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
齊藤尊史是近伝吉(元箱屋 通称ハコ伝)・・・・・・・・・・・・・嶺田則夫
田所浩一(りんの長男)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みやざこ夏穂和田(蒲団職人)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小野田巧
堂本(浅草の役者)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伊藤聡
牧野(浅草の役者)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伊東理昭
弘美(浅草の役者)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
林摩理子弁蔵(地回り)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松田史朗
弥七(地回り)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山本哲也
坂場の客A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
梶野稔 B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
塩田泰久浅岡(私服)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・肉倉正男
久利(私服)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大場泉
浅草の役者たち その他・・・
武田至教 荒井央
吉川真希 新澤泉
川岸紀恵 小倉恵美子