『静かな落日』公演パンフレット販売
「読んでから見るか、見てから読むか」というキャッチ・コピーが34年前に流行りました。映画と出版の「メディアミックス」によるテレビ・コマーシャルでした。膨大な広告費がつぎ込まれたそうです。公演パンフレットは一般的に観劇当日ロビーで買うものですから、観劇前や休憩時にある程度読むことはあっても、だいたいは「観てから読む」ということになるのではないでしょうか。しかし今回、非常識にも「読んでから観る」ことができるように、東京公演初日の2か月以上も前にパンフレットをつくってみました。
10年ぶりの東京再演、初演いらい全国各地で193ステージを重ねつづけてきましたので、このたびのパンフレットは作品解説的なものではなく、『静かな落日』、広津和郎氏、松川にかかわった人々のある一つの証言や感想をあつめてみました。作者、出演者、元被告の本田昇さん、演劇鑑賞団体の事務局長さん、裁判官の孫である作家の橘かがりさん、そして広津桃子さんが生前「朝日新聞」に寄せられた文章。たまには観る前に読んでみますか?(2011/11/28)
- ▼インタビュー会いたい……吉永仁郎
- 「そう、麻雀。一人娘の桃子にまで一時は愛想をつかれる始末で。こんな人があんな大仕事を……。それで書くことに決めたんです」
- ▼「松川事件」あの時の出会い……広津桃子
- 「その父も、没してから、はや20年を数えようとしている。わが家の墓所は谷中霊園内にあるが、辺りの風景は年毎に変わってゆく」
- ▼広津和郎先生のこと……本田昇(松川裁判元被告)
- 「広津先生にはじめてお会いしたのは、1953年5月7日、松川裁判第二審も大詰めに入った第86回公判の日でした」
- ▼赤とんぼが劇場に舞った……溝口鉄也(茅ヶ崎演劇鑑賞会事務局長)
- 「『静かな落日』の幕開きが、今も鮮やかに脳裏に焼き付いています。山積みにされた書物の傍らで、ふと開いた本に視線を落とす広津桃子……」
- ▼祖父の死亡記事……橘かがり(作家)
- 「世紀の大冤罪事件の名前を知ったのは、1971年に亡くなった祖父の死亡記事を通してだった」
- ▼わたしと『静かな落日』……伊藤孝雄・樫山文枝・ほか出演者
- ▼上演記録<2001→2012>
- 公演当日ロビーにて600円で販売いたします。
- 送料100円で通信販売もお受けしております。
- 郵便切手700円を同封の上、民藝までお申込みください。
- 「民藝の仲間」会員の方は、パンフレット引換券と送料(切手100円)をご郵送ください。
お問い合せ・お申し込みは劇団民藝まで(電話044-987-7711)

