2010年劇団民藝上演作品

東京公演

1・2月 俳優座劇場

巨匠  ‐ジスワフ・スコヴロンスキ作『巨匠』に拠る‐ 詳細

作=木下順二 演出=内山 鶉
主な出演=大滝秀治、梅野泰靖、水谷貞雄、鈴木 智、塩屋洋子

2010年のレパートリーは、木下順二作『巨匠』第四次公演で幕をあけます。ポーランドのテレビドラマに触発され、〈芸術家の運命〉について劇団民藝に書き下ろした木下戯曲の集大成ともいえる作品です。1991年初演から上演回数は通算149ステージを数え、巨匠役の大滝は2004年に『浅草物語』とで読売演劇大賞最優秀男優賞およびグランプリを受賞しています。凝縮された劇世界にご期待ください。

4月 紀伊國屋サザンシアター

そしてナイチンゲールは歌う… 詳細

作=C・P・テイラー 訳・演出=丹野郁弓
主な出演=日色ともゑ、桜井明美、中地美佐子

第二次世界大戦の始まったその日から、1945年のヨーロッパ戦勝記念日までの家族の生活を描いた『そしてナイチンゲールは歌う…』。イギリスの炭鉱町に生まれた作者セシル・フィリップ・テイラーは、1981年肺炎で亡くなるまで50を超える戯曲やテレビ台本を執筆。嵐のような時代に翻弄されながらも、確かに生きる労働者階級の人々を笑いとペーソスをこめて描き出した現代劇です。

6・7月 紀伊國屋サザンシアター

峯の雪

作=三好十郎 演出=兒玉庸策
主な出演=内藤安彦、伊藤孝雄、安田正利、千葉茂則

民藝では『炎の人』をはじめ三好十郎作品に真摯に取り組んでまいりました。常に時代と対峙し、その苦悩や哀しみ喜びを作品世界へと昇華させてきた三好十郎氏。そんな作者が戦時下の1944年秋に脱稿したのが『峯の雪』です。九州のさる窯業地、太平洋戦争が始まる直前の1941年初秋。壺や茶碗を作らせたら名人の誉れ高い老陶工・花巻治平は、国と会社から絶縁体として使われる碍子と作るよう説得されて…。

10月 紀伊國屋サザンシアター

どろんどろん ‐裏版「四谷怪談」‐

作=小幡欣治 演出=丹野郁弓

小幡欣治氏の民藝書き下ろし第9作。明治・大正・昭和を舞台にし、特に戦争前後の庶民の姿を活写して歴史の裏側を鮮やかに描き出した今までの8作品とはうってかわって、今度の舞台は江戸・文政年間。しかも誰もが知る南北の傑作『東海道四谷怪談』、その舞台の裏側を斬新な切り口で描く意欲作です。「戸板返し」や「提灯抜け」など舞台の仕掛けを発見した道具師の裏方ものがたりにぜひご期待ください。

12月 三越劇場

十二月 ‐下宿屋「四丁目ハウス」‐

作=小山祐士 演出=高橋清祐
主な出演=奈良岡朋子、樫山文枝、日色ともゑ、梅野泰靖

民藝の代表演目として知られる『泰山木の木の下で』『瀬戸内海の子供ら』。その作者である小山祐士氏の処女作『十二月』をお贈りします。民藝初演は1982年、宇野重吉演出により全国各地で上演され、小山氏特有の美しい叙情性とともに、静かな感動を呼び起こしました。不況とファシズムの足音にゆれ動く昭和初頭。素人下宿「四丁目ハウス」を舞台に、時代に生きる人々をあたたかい眼差しで描いています。



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各地公演 各地民藝の仲間

林の中のナポリ 詳細
作=山田太一 演出=丹野郁弓

静かな落日 ‐広津家三代 詳細
作=吉永仁郎 演出=高橋清祐

神戸北ホテル 詳細
作=小幡欣治 演出=丹野郁弓



劇団民藝
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