『火山灰地』舞台写真

火山灰地

第一部・第二部

作=久保 栄 演出=内山 鶉

初演から67年、前回上演から44年、劇団民藝創立55周年を記念し、総力をあげて2部7幕の大作を完全上演。 北海道十勝平野の火山灰地にはカリ肥料がとりわけ重要だと力説する農産実験場の支場長は、義父でもあり恩師でもある農学博士にたてつき、国策にそむくことにもなる。妹を支場長の息子に犯されながら、そのカリ理論を実践しようとする青年の試みは無残にも失敗、地主に反抗する妹の恋人は兵隊にとられてゆく。家庭は崩壊に瀕しながら、職を賭して論戦を挑もうと場長会議に出発する支場長・・・。日本がファシズムへの路をつきすすむ1930年代の北海道を舞台に、農業技術の発展とそれをはばむ古い生産関係との相剋を描き、この国の近代の特質をトータルに、構造的にとらえようとする―そのスケールの大きさと奥行きの深さは比類のないものといえるでしょう。


スタッフ

  • 装置……高田一郎
  • 照明……秤屋和久
  • 音楽……林 光
  • 衣裳……緒方規矩子
  • 効果……岩田直行
  • 舞台監督……内田喜三男

キャスト


上演記録

上演地 会場 上演期日
東京 東京芸術劇場 2005年1月22日~30日(第一部)
東京 東京芸術劇場 2005年3月20日~29日(第二部)